私自身、自分がアトピーだと自覚したのは大人になってから。
でも、子どもの頃から、皮膚が弱い、肌が弱い、という認識はあったんです。
この記事では、
子どもの頃から脱ステロイド開始するまでの、私自身のアトピー歴についてご紹介します。
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子どもの頃 – 動物アレルギー –
アトピーではなく、アレルギーの話になりますが、
関連していると思うので、書きますね。
幼い頃から動物アレルギーがありました。
1番記憶に残っているのは、
おばあちゃん家で飼っていた犬へのアレルギー。
おばあちゃんの家に行くと、
くしゃみが止まらなくなったり、
目が痒くなったり。
私はその犬が好きだったし、撫でたりもしてたんですが、
そうすると、
いつの間にか、目が真っ赤になったりしていました。
犬を触ったら、
自分の身体のどこにも触れずにすぐに石鹸で洗う。
ということをするようになってからは、少しましになりましたが、
でも、おばあちゃんの家にいる間は、やっぱりくしゃみが出ていました。
他にも、
友達の家に遊びに行ったとき、
なぜか突然くしゃみが止まらなくなり、目も痒く、大変なことに!
遊んでいたときには、部屋の中に動物はいなかったんですが、
その友達の家では猫を飼っていて、
普段、その部屋でも猫がくつろいだりしていたらしいんです。
全く合わない猫や犬と、
同じ空間にいても、触らなければ大丈夫な猫や犬とがいるのですが、
動物アレルギーが、私が体の異変を感じたきっかけでした。
子どもの頃 – 入浴剤で痒くなる –
入浴剤を入れてお風呂に入ったときに、
全身が痒くなったこともあります。
偶然、その入浴剤が合わなかっただけだったり、その日の体調が悪かったりしただけなのかと、
別の日にも別の入浴剤を入れてみたことがありますが、
そのときにも同じような症状が。
それ以来、今日までずっと、
一度も入浴剤を入れてお風呂に入ったことがありません。
私って肌が弱いんだな。
と思っていました。
子どもの頃 – 手の湿疹 –
次に、自分の肌の弱さを感じたのは、
手に湿疹ができること。
中学生ぐらいからだったと思うのですが、
たまーに指に湿疹ができていました。
ちょっと痒いなーと思うぐらいで、家に常備してあった軟膏を塗っているぐらいだったのだと思うのですが。
料理のお手伝いをしているときに、
大根をおろして、おろした大根を手で絞ると、手が痒くなるなんていうこともありました。
茹でたほうれん草を絞ったときも、同じです。
徐々に、自分の肌の弱さを感じますが、
でも、日常生活に支障はなく、
皮膚科に行ったこともなかったように思います。
(ちゃんと覚えていないのですが)
スポーツもしていたので、
汗をたくさんかいて、そのままシャワーを浴びずにいても、
痒くなることもなかったので、
本当に、子どもの頃はアトピーというほどではなく、
ちょっと肌が弱い程度だったんです。
社会人になって – 徐々に湿疹が出始める –
社会人になり、家を出て一人暮らしを始めると、
少しずつ湿疹が出る頻度が増え、その範囲も増えていきました。
皮膚科に通うようになり、
ステロイドを処方されては、
それを塗り、湿疹が落ち着き、
でも、しばらくするとまた出てきて、また皮膚科に通い、
ということを繰り返すようになっていきます。
徐々に、ステロイドを塗らない日がなくなり、
ステロイドがなくなりそうになると皮膚科に行くという生活に。
湿疹が出る場所も、
指だけだったのが、
腕や足、顔など、広がっていきました。
ステロイドも、もちろん、少しずつ強いものを処方されるようになっていきます。
プロトピックも使いました。
ステロイドの内服薬を飲んでいたこともあります。
でも、ステロイドを塗っても飲んでも、プロトピックを塗っても、しばらくするとまた出てくる。
病院も本当にたくさんの病院に行きました。
でも、どこへ行っても、
生活習慣を改善して、ステロイドを塗って。
と言われるだけ。
紹介状もなしで、わざわざ大学病院に行き、
(紹介状がないので、診察料、めっちゃ高かったです)
2時間待って、2分の診察で終わったときは、
しかも、いつも行っていた皮膚科の病院で使っていたステロイドを聞かれ、
それと同じものを出しておくと言われたときは、
もう治らないのかも。と絶望も感じました。
保湿しまくっていたこと
ある病院では、保湿がすごく大事だと言われ、
保湿剤をたくさん処方されました。
それ以来、
保湿剤を、お風呂上りと朝起きたときと、1日2回全身に塗りまくる生活が始まります。
でも、全身に塗ろうと思うと、
病院で処方された保湿剤はすぐになくなってしまうので、
市販のボディクリームを買って、それを塗っていました。
その頃は、銭湯や温泉に行くのが嫌だったんです。
お風呂に入ったら、全身に保湿剤を塗らなくてはいけないと思い込んでいたので、
銭湯や温泉に行ったときには脱衣所で塗っていたんですが、
人の視線が気になるし、嫌だったんです。
でも、それでも、
保湿しなくちゃ治らないと思い、数年は続けていたと思います。
全身保湿をやめてから温泉に行ったとき、保湿剤を塗らなくていいってなんて楽なんだーって思いましたけどね。
1日に何回もお風呂に入れることがうれしかった笑
(保湿剤を塗ると、もう1回お風呂に入ろうと思えないので)
月に5万円の漢方
病院に行っても、ステロイドを塗っても、症状は良くならず、
悪化するばかり。
西洋医学ではもう治らないのかもしれない。
そう思い悩み、
アトピー治療について調べているときに、
漢方での治療を行っている病院を見つけます。
保険適応外の自由診療なので、月に5万円程度の費用がかかると、病院ホームページに記載されていました。
月に5万円。
かなり葛藤しましたが、
大学病院に行っても、改善への道が見えなかった私にとって、
少しでも治る可能性があるのなら、
やってみようと思ったんです。
ステロイドを併用しながら、漢方薬を煎じて飲む日々。
数か月は通いました。
もちろん、すぐに症状がなくなるとまでは思っていませんでしたが、
でも少しでも改善している兆しが出てきてほしかった。
それが見えず、
通うのをやめてしまいました。
もしかすると、もう少し続けていればステロイドをやめることもでき、症状もおさまっていたのかもしれませんが、
月に5万円を支払い、
でも何も変化がないという状況では、続けていけなかったんです。
妊娠中のステロイド
その後、結婚し、妊娠したとき、
不安だったのが、
ステロイドを塗り続けても赤ちゃんに影響がないのかどうか。
その頃は、内服薬はとっていなかったので、
塗り薬だけですが、
それでも赤ちゃんへの影響については不安に感じました。
そこで、
また大学病院に行ったんです。
このときも、紹介状なしだったので、
かなり高い金額を支払いました。
そこで、先生に言われたことは、
「これまでにも、妊娠中にステロイドを使用して、元気な赤ちゃんを産んだ人はいるので大丈夫ですよ。」
ということ。
そのときは、そうなんだー、じゃあ大丈夫なんだーって安心したんです。
でも、今から思うと、
その元気な赤ちゃんが成長した後については調査してるの?
元気な赤ちゃんって見た目だけ?医学的にも問題がないって証明されているの?
と、
逆に、そのときの先生の言葉は、
不安でしかありませんが。
なんで、そのときに、そういう風に思えなかったんだろう。
なんで、そのときに、もっと先生に深く聞かなかったんだろう。
って思いますが。
妊娠中も、それまでと同じようにステロイドを使用し、
私も元気な赤ちゃんを産みました。
そのときに生まれた長男は現在小学2年生になっていますが、
アトピーはありません。
ただ、年長の頃から、花粉症を発症しています。
それが、私のステロイドと関係があるのかないのか、それはわかりません。
また、今後、アトピーが出てくるかどうかもわかりません。
今さら、過去のことを後悔しても仕方がないし、
もし、長男に何らかの症状が出てきたら、
そのときにできることしていこうと思っています。
2人目の妊娠中に脱ステを試みる
長男が生まれ、
その後もステロイドは使い続けていた私ですが、
2人目を妊娠した頃、
私は一生ステロイドを使い続けなくてはいけないのか。
これからも症状が悪化し続けていくのだとしたら、私はどうなってしまうのか。
と、考えるようになったんです。
そして、アトピーについて調べているときに、脱ステロイドという言葉が目に留まります。
きっと、それまでにも、脱ステロイドについては目にしたことがあったのだと思うんです。
でも、自分がそんなことをしなくてはいけなくなるなんて全く思っていなかったんですね。
でも、
何をやっても良くならない。
ステロイドを塗り続けることに不安を感じる。
という状況になり、
脱ステロイドをやってみようと思いました。
脱ステロイドについて調べていると、人によって、本当に酷いリバウンド症状が出ることを知ります。
でも、私自身、自分ではそれほど酷いアトピーだという実感はなく、
10年もステロイドを使い続けてきたくせに、
ステロイド使用量もそれほどではないと思っていて、
だから、自分は、それほど酷いリバウンド症状が出ることはないだろうと思っていたんです。
なんとか通える距離にある、脱ステロイドを行っている病院を見つけ、
そこに通い始めます。
漢方を使って、
身体に溜まったステロイドを出してしまおうという治療方針の病院だったのですが、
妊娠中だということで、急激に排出しようとすると体が辛いので、
少しずつ排出しようということを言われたのですが、
治療開始後、数日でリバウンド症状が出てきました。
特にお腹に湿疹が多く出て、痒くて、夜全く眠れない状態に。
夫とも相談し、
病院の先生とも相談し、
赤ちゃんに影響が出るといけないから、一時治療を中断することにしました。
赤ちゃんが生まれたあとに、治療を再開しようということに。
その後、
赤ちゃんが生まれた2週間後から、脱ステロイド治療を開始しました。
そのときの状況については、別記事で書きたいと思います。
まとめ
小さい頃から、肌が弱かった私。
そして、社会人になって、
徐々にアトピーと呼ばれる症状が出るようになっていきました。
今から思い返してみると、
それほど湿疹が出ていないときにも、予防の意味でステロイドを塗っていたこともありました。
もっと早く、ステロイドの副作用について学んでいれば。
と思うこともありますが、
過ぎてしまったことは後戻りできません。
私の場合、元々のアトピー体質よりも、
ステロイドを塗り続けたことによって、
ステロイドが体に溜まっていったことで、湿疹がよりひどくなっていったように感じます。
10年以上、ずっと使い続けてきましたから。
脱ステロイド開始後のこと、現在の状況など、
少しずつ記事にしていきたいと思いますので、
同じような状況で悩んでいる方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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