育児休暇取得で不安に思うこと,それに対して育休3回取得した今思うこと

仕事

『育児休暇』
今ではごく一般的になってきているけれど、でもそれでも自分が取得するとなると、
本当に大丈夫なんだろうかと不安がありました。
出産に対しての不安も少しずつ大きくなる中で、いろんな不安が押し寄せてきて。

この記事では、実際に私が感じていた育休取得に対する不安とそれに対して育児休暇を3回取得した今思うことをご紹介します。

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育児休暇を取得するときに不安だったこと

初めて育児休暇を取得するとき、私が不安に思っていたことは、

①自分がいなくなると会社は困るんじゃないか。
②仕事復帰するときに自分の居場所はあるのか。
③会社としては、育休取得する社員は迷惑なんじゃないか。

という3点。

育休取得する人なら誰しも感じる不安ではないでしょうか。

それぞれ詳しく説明しますね。

自分がいなくなると会社は困るんじゃないか

当時、仕事に対して強い思いを持っていた私は、
自分の仕事に対してのプライドもあったし、自信もあったし、
自分が長期間休むことになると、会社はとても困ってしまうんじゃないかと不安に思っていました。

自分の代わりの人を新たに雇ったとしても、
自分と同じ仕事はできないはず、とも思っていました。

会社にとって、自分が育休に入ることはマイナスになるはずだと思い、
それを申し訳なくも感じていたんです。

仕事復帰するときに自分の居場所はあるのか

先ほど書いた内容と矛盾しているんですが、
自分にしかできない仕事をしているという自信はあったものの、
長期間休むとなると、
仕事復帰時に自分の居場所があるのかどうかという不安も感じていました。

長期間の休みで、自分自身の能力は下がる、もしくは変化なしであるのに対し、
会社は常に成長しているはずだし、
時代は常に進歩しているはずだし、
仕事と離れて生活する私が、それについていけるのだろうか、

自分がいない間も当たり前のように会社は動き続けるわけだし、
自分は会社に必要なくなってしまうのではないだろうか、

そんな風に不安に思っていました。

会社としては、育休取得する社員は迷惑なんじゃないか

さらにもう1つ不安に思っていたことは、
会社にとって、育休を取得することは迷惑なんではないかということ。

マタニティハラスメント(マタハラ)という言葉もあるように、
仕事をする上で、妊娠・出産に対してはよい印象を持たない人も多いですよね。

確かに、長期間休むとなると、
その間新しく人を雇わなくてはいけないし、
育休復帰後も、それまでと全く同じように働くのは難しい。

そういうことを考えると、
妊娠・出産をしない人の方が、会社にとっては都合がいいだろうことはよくわかります。

私が働いていた会社は、小さい会社で、
私が初めての育休取得者でした。

社長がとても理解のある人で、
ありがたいことに、
子どもを産んでも働ける会社にしていきたいし、
今後、
将来は子どもがほしいと考えている女性が、この会社で働きたいと思えるように、見本にもなってほしい、
とおっしゃっていただいたのですが、

社長はそう言ってくれてるけど、
でも、社長以外の人は迷惑だと思ってるんじゃないかなと不安に思っていました。

育児休暇を取得するときに不安だったことに対して今思うこと

これまで書いてきたようなことに対して不安を持っていたのですが、
育休を3度取得した現在、考えは少し変わりました。

自分がいなくなると会社は困るんじゃないか

自分が休みを取る間、会社は困るんじゃないかという不安。

それはもちろん多少は困るだろうと今でも思っています。

それまでに行っていた仕事内容や会社内での立場、会社の規模などによっての違いはあるでしょうけど、
会社にとって、社員が1人いなくなるということは、多少なりとも支障が出るはずです。

でも、
多少なりとも支障が出たとしても、
やっぱり会社はまわっていくんですよね。

1人に依存せずに、組織として、誰がやっても同じような成果が出るようにしていくことが、
会社として重要なことだとも思うし、

芸能界をみてみても、
大物芸能人が何らかの事情で芸能界からいなくなったとしても、
でもちゃんとその後もまわっていっているのをみると、

世の中そういうもんだなと感じます。

初めて育児休暇を取得したときには、
自分がいなくても会社がまわっているのを見て、
ちょっとさみしく感じたりもしましたんですが、

今は、会社員とはそういうものだと思えるようになりました。

自分にしかできない仕事だと思っていたことも、
自分以外の人がやると、その人のよさが出て、
新しいやり方で進めてくれたりもして。

それはやっぱりちょっとさみしくはあるんですけどね。

仕事復帰するときに自分の居場所はあるのか

逆に、こっちの不安の方が今は大きくなっています。

3回も育休を取得していますからね。

育休と育休の間は、
妊娠中である期間が長く、
ここ数年は、がっつり仕事をするということができていません。

1人目の出産前には、自分しかできない仕事をしているんだというプライドもありましたが、
これだけの長期間、妊娠と出産を繰り返していると、
逆に、そのときの自分にできる仕事を精一杯しようという考えに変わってきました。

仕事復帰するときに、自分の居場所が狭くなっているかもしれない。

でも、それならそれで、
その居場所を少しずつでも大きくできるようにがんばればいいし、
なんなら大きくしなくてもかまわない。

会社にとっても自分にとっても、
仕事復帰後は、どの程度の仕事ができるのかは手探り状態だと思うので、
自分にできることをしっかりとやっていけばいいと思っています。

会社としては、育休取得する社員は迷惑なんじゃないか

会社は、育休を取得する社員に対してどのように思っているのでしょうか。

そこは社長と社員とでも意見が違うだろうし、
上司、同僚、部下でも意見が違うと思います。

もちろん、迷惑に感じている人もいるでしょう。

でも、私は、〇〇会社の社員である前に、
大事な家族を持つ1人の人間だし、

自分があって、家族があって、その上で会社があると思っています。

会社よりも家族の方が大事だし、
会社よりも自分の方が大事です。

正社員として会社に所属するメリットは大きいし、
これまで本当に会社にお世話になっていると思っているので、

できれば会社に貢献して、正社員として働き続けたいと思っていますが、
会社が迷惑に感じていて、
育休を取得するなら辞めてほしいと言われるのであれば、
辞めるしかないと思っています。

もし、そういう風に言われてしまう会社だとしたら、
育休復帰にしばらくは無理して働けたとしても、
小さい子どもを育てながら、理解のない会社で働き続けることは、本当に大変だし、
きっと続けられないと思います。

できれば働き続けられるよう、会社にも貢献できるようにがんばりますし、
迷惑だと思われないように、
できることは精一杯やりますが、
それでも無理なら諦める。

やっぱり家族が1番大事だと思うようになりました。

きっと子どもができる前の私だと、
そういう風には思えなかったと思います。

多少のプライベートは犠牲にして仕事をしていましたから。

でも、今は家族を大事にした上で仕事をしたいと思いに変わりました。

会社にとって多少迷惑だったとしてもです。

会社に縛られずに、
自分の人生を生きたい。

そんな風に思っています。

まとめ

妊娠・出産によって、女性は生活が一変します。

妊娠も出産も男性にはできないことだし、
女性にしかできないすばらしいことだとわかってはいるけれど、
会社員の仕事をがんばってきた人にとっては、
なかなか受け入れがたく感じることも多いはず。

私自身もそうでした。

会社員の仕事に対する不安を抱えながら産休に入り、出産し、育休を取得しました。

でも、
育休を3回も取得した今は、
会社員としての仕事に対する考え方も変わり、
自分の中で仕事の対する思いは減りました。

その分、家族に対する思いが増えました。

育休取得で多少なりとも迷惑をかけるのは事実。
そのことはきちんと理解した上で、

だからこそできることは精一杯やるし、会社に貢献できるようにがんばる。

それで十分ではないかと思うんです。

なかなかこの記事だけで、私の想いをすべて書ききることは難しいですが、
また別の記事でも書いていきたいと思います。

会社に縛られすぎず、
自分の人生を楽しめるように、ナチュラルに生きられるように、
私も日々模索しながら生きていきたいと思います。

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