脱ステロイド経過 – 脱ステ開始から1か月間(出産後2週間) –

アトピー

第二子妊娠中に脱ステロイドを開始した私。
でも、赤ちゃんへの影響を考えて妊娠中は一旦ストップすることに。
その後、赤ちゃんを出産した2週間後に脱ステを再開しました。

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脱ステ時に通った病院の治療方針

脱ステをやってみようと思ったとき、
自分1人でやっていく自信はなかったので、
脱ステ治療を行っている病院を探しました。
家から通える距離で。

そこで見つけたのが、漢方をメインにしている皮膚科の病院。

脱ステ治療は、
漢方のお風呂、漢方の煎じ薬、漢方の塗り薬を中心に行われました。

漢方のお風呂というのは、漢方を煎じ、その煎じた液をお湯をはったお風呂に入れてお風呂に入るというもの。

脱ステ中、掻いて傷だらけになった皮膚の治癒のため、
免疫力UPのため、
だったように思います。(うろ覚えです。すみません。)

脱ステというと、脱保湿も同時に行うことが多い中、
漢方風呂を推奨するというのは、もしかしたら珍しいのかもしれません。

痒くて掻きたいときには、いくらでも掻いたらいい。
その後、漢方風呂や漢方の塗り薬で、傷ついた皮膚の修復を促していく。

同時に、
漢方風呂や、漢方の煎じ薬で免疫UPを目指していくという治療方針だったように思います。

それまで、西洋医学の病院では、できるだけ掻かないようにと言われ続けてきたのに、
痒いときには、いくらでも掻いたらいいと言われたことは、
本当に驚きでした。

痒いのを我慢するのって、痛いのを我慢するよりもずっとツライ。
掻いたら傷ついて痛くなっちゃうんだけど、
でも、掻いてもいいというのは、精神的にツラさを軽減できたのかもしれません。

脱ステ開始から1か月間の状態

第二子(長女)を出産後、すぐに脱ステを開始したかったのですが、
通っていた病院の治療には、漢方風呂も含まれていて、
でも、出産後1か月間はお風呂に入ってはダメでシャワーのみというのが一般的なので、
出産後2週間は開始せずにいました。

退院1週間後の検診で、母体に問題がなかったことで、
開始することに決めました。
(産婦人科の先生にお風呂に入っていいかを確認したら、できれば入らない方がいいと言われましたが、自己判断で漢方風呂も開始しました)

漢方の煎じ薬を飲み、漢方風呂に入り、漢方の塗り薬を塗る。

という治療を開始したところ、
翌日には目が腫れ、全身赤くなりました。

そして、その1週間後には、リンパ液(滲出液)が出始めます。

リンパ液(滲出液)

リンパ液(滲出液)は、
脇→二の腕→首→太もも→肘から下→膝から下
の順番で出ました。

全身一気に出たわけではなく、
1か所が出始めて、そこがおさまってくると、
次の場所から出始めるという感じでした。

昼間よりも、夕方以降の方が、リンパ液が出る量が多く、
常に手ぬぐいを巻き、その上にタオルを巻いてゴムでとめていました。

手ぬぐいを巻いていたのは、
タオルを直接巻くと、ごわごわして痒みが増すからです。

キッチンペーパーを巻いてみたりと、いろいろと試してみましたが、
最終的には、手ぬぐいが1番よかったです。

ただ、手ぬぐいだけだと、すぐにびちょびちょになってしまうので、
タオルも巻いていたという感じです。

リンパ液(滲出液)は独特の臭いがするし、
痒みとともに、臭いとも戦っていたように思います。

むくみ

リンパ液(滲出液)が出始めた頃から、
手足がボンボンにむくみ始めました。

通常の1.5倍ぐらいの太さに。

足の甲というか、
足先もむくむので、靴が履けない状態に。
靴下も、かなり伸びるタイプでないとキツかった。

ただ、むくんでいるからと言って、
痒みが増すというようなことはなく、
むくんでいるせいで困ることというのは、
見た目の問題ぐらいでした。

どうせ外出できるような状況じゃないから、
靴が履けようが履けなかろうが同じだし、
上下ゆとりのある服しか着れなかったので、
足や腕が1.5倍の太さになろうが、たいして困ることはなかったです。

寒気・痛み

リンパ液(滲出液)が出始めた頃から、
寒気と体の痛みも始まりました。

脱ステを開始したのが11月なので、
寒い時期ではあったのですが、
室内で暖房をつけていても、何枚洋服を着ていても寒い。
常に寒気がする。
ブルブルと震えるぐらいの寒気がしていました。

病院の先生に聞いてみると、
温度調節ができなくなっているからとのこと。

そして、体の痛みもありました。
ビリビリとしたような痛みで、体を動かすのが辛く、
常にスローモーションのような動きしかできずにいました。

リンパ液(滲出液)の不快感や痒みも辛かったけど、
寒気がピークのときや、
痛みがピークのときは、
それらも本当に辛かった。

ただ、痒みはその後何年も悩まされるのに対して、
寒気も痛みも辛かったのは1か月程度なので、
そういう意味では、痒みよりはまし、ということになります。

のどの渇き、尿の回数

リンパ液(滲出液)が多い期間は、
のどの渇きがひどかったです。

夜中もけっこうな量の水を飲むので、常に寝室に2Lのペットボトルを水とポカリの2本持っていき、
ゴクゴク飲んでいました。

でも、それだけ飲んでいるのに、尿の回数がとても少なく、
通常時の半分ぐらいまで減っていたと思います。

それだけ、リンパ液(滲出液)で出てしまっていたのと、むくみとなっていたのと、ではないかと思います。

でも、体重も増えたので、
もしかしたら飲んだ水分をたくさん体に蓄えていたのかもしれません。

出産直後の脱ステについて

脱ステ開始から1か月は、自分の体がどうなってしまうのか不安だったし、
本当に辛かった。

でも、私の場合、その時期と新生児のお世話とが重なりました。

自分で選んだことなんですけどね。

生まれたばかりの赤ちゃんのお世話だけでも大変。
脱ステだけでも大変。

それを同時進行してしまったんです。

出産直後だから辛かったこと

出産直後に脱ステ開始したことで、辛かったことは、
・夜眠れない
・ボロボロの体で赤ちゃんを抱っこしなくてはいけない
ということ。

脱ステ時、夜眠れないのは多くの人が経験することだし、
新生児のお世話で夜眠れないのも、多くのママが経験すること。

でも、それが重なると、全く眠れないんです。

夜中、痒くてなかなか眠れず、ようやくうとうとしてきたと思ったら、
赤ちゃんが泣きだし、
オムツを替えたり、授乳したり。

しばらく赤ちゃんを抱っこしてゆらゆら。

ようやく寝てくれたかなーと思って自分も布団に入っても、痒みで眠れない。

そして、
しばらくして、
ようやくうとうとしてきたと思ったら、
また赤ちゃんが泣いて。

その繰り返し。

ようやくうとうとしてきた頃に、起こされるのは本当に辛かった。
赤ちゃんを抱っこしながら、記憶が飛ぶことも数回ありました。
(赤ちゃんを落とさなくて、本当によかった。)

そして、
リンパ液(滲出液)でドロドロの体のときにも、赤ちゃんを抱っこしなくてはいけない。
さらに、完全母乳で育てていたので、授乳もしなくちゃいけない。

どんなに気を付けていても、
授乳時に、赤ちゃんの口にリンパ液が入ってしまうことがあるんですよね。

赤ちゃんに影響がないのか心配で、病院の先生に聞いてみると、
赤ちゃんの口に入っても問題ないと言われ、
できるだけ口に入らないように気を付けながらも、そのまま授乳を続けました。

でも、
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ目がよく見えなくて、
匂いでいろんなこと感じているとも言われているのに、
私からは、リンパ液のキツイ臭いしかしない。

漢方の塗り薬も常に塗っていて、それも、かなり臭いがキツので、
赤ちゃんは、いつもリンパ液の臭いと、漢方の塗り薬の臭いとを感じている。

それがとっても悲しかった。

こんな体でごめんね。
って何度も何度も泣きました。

出産直後だからよかったこと

逆に、脱ステしたのが、出産直後でよかったと思ったことは、
外出しなくてよかったこと。

実家に里帰り出産をしていたのですが、
長男の保育園への送迎は母がしてくれていたし、
家事も、
基本的には母がしてくれました。

だから、私は外に出る必要が全くなかったんです。

仕事も、産休・育休中だから行く必要がない。

母は、私の体の酷さを見て、
脱ステに対して疑問を投げてくることもありましたが、
でも、私がやりたいという思いを理解してくれ、
本当に助けてくれました。

体中に薬を塗ってくれたり、
タオルを巻いてくれたり。

自宅と実家とは、車で15分程度の距離で、
夫は平日は自宅で過ごし、週末だけ私の実家に泊まりに来ていたのですが、
脱ステ開始から1か月間は、
夫にはあまり見られたくない姿だったので、
週末だけしか夫に会わずにすんだのも、よかったことです。

まとめ

脱ステ開始から1か月間の状態について、書いてきましたが、
この最初の1か月がやっぱり1番辛かったです。

どんな風に自分の体が変わっていくかを自分で知るためにも、
写真を撮って残しておいた方がいいと、
病院の先生に言われましたが、
とても、写真を撮る気になれなかった。

写真として残しておきたくなかった。

まさか自分がこれほどまで酷いリバウンド症状が出るとは思っていなかったのですが、
逆に、それだけ体にとって負担の大きいことをずっとしていたのかもしれないと感じました。

2か月目以降の状態についても、
これから少しずつ記事にしたいと思います。
参考になれば幸いです。

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