妊娠中の脱ステロイドで辛かったこと→断念した理由

アトピー

妊娠中の脱ステって、本当に過酷だと思う。
自分1人の体なら自分が耐えればいいだけなんだけど、
お腹の中にいる赤ちゃんに何か影響が出てしまったらって思うと、ただ耐えるだけではいられない。
かといって、妊娠中にステロイドを使い続けることで赤ちゃんに影響がないのかと言われると、全く影響がないなんてことはないのではないかと思う。
そんな葛藤の中、私は妊娠中の脱ステは断念しました。

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第二子妊娠中に脱ステ開始しました

私が脱ステをしようと思ったのは第二子妊娠6か月頃のこと。

それまでずっとステロイドを使い続けてきたのだけど、

ふと、
これからも一生ステロイドを使い続けないといけないんだろうかと思ったんです。

ステロイドの効き目も徐々に悪くなり、
使うステロイドの強さも量も増えていく中で、
このまま薬漬けの生活を送り続けるのか、
しかも薬を塗っても湿疹がない日はない。

そんな疑問が溢れてきたのが、妊娠6か月の頃でした。

そこからいろいろと調べるなかで、脱ステロイドについて知ります。

そして、脱ステロイドを開始することを決意したんです。

妊娠中だという不安はあったものの、
脱ステを推奨している病院に行き、少しずつ進めていこうということでスタートしました。

自分自身、それほど酷いアトピーではないと思っていたので、
脱ステのリバウンド症状がそれほどひどくでることはないだろうと思っていたし、
リバウンド症状の期間も1か月ぐらいで、長くても2か月ぐらいで終わるだろうって、考えていたんですよね。なぜそんな風に思えていたのか、今となっては疑問ですが。

だから、どちらかというと、
軽い気持ちで始めてしまいました。

でも、実際に始めてみると、徐々にリバウンド症状が出てきたんです。

私が行った病院が、
漢方を使って体に溜まっているステロイドや不要なものを排出しようという方針の病院だったのですが、
妊娠中だから、急激に排出を促すと体が辛いだろうということで、
少しずつ排出できるように、漢方の量を調節してもらいながらスタートしました。

スタートして数日はそれほど変化がなかったものの、徐々にリバウンド症状が現れてきます。

顔や体が赤くなり、湿疹ができ、リンパ液も出てきました。
夜は痒くて眠れなくなり、産婦人科の妊婦検診時にも、先生に湿疹大丈夫?って聞かれるように。

妊娠中の脱ステで辛かったこと

最初の頃は、
やっぱり私にもリバウンド症状が出てくるんだと感じながらも、
きっとすぐにおさまるだろうってポジティブに考えられていたんですが、
それがだんだんと不安に変わっていきます。

特に、私の場合、
お腹の湿疹が1番酷く、痒みもお腹が1番辛かったんです。

お腹の中に赤ちゃんがいるのに、
そのお腹を力いっぱい掻いていることが、悲しくなってきて、
この振動が赤ちゃんに伝わったらどうしようって不安が募っていきました。

そして、夜、痒くて眠れなくなったことも、不安が大きくなる原因に。

妊娠中期から後期になってくると、
産後の準備のために(?)眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりすると言われますが、
そんなこと以上に、夜全く眠れなくなってしまい、
やっぱりここでも赤ちゃんへの影響を考えました。

お腹の中にいる赤ちゃんは、へその緒で自分とつながってる。

それなのにそんな自分が痒くてイライラして、
夜も眠れなくて。

それが赤ちゃんに影響しないわけがないよねって思ったんです。

自分1人の体なら、少々辛いことでも我慢するけど、
赤ちゃんに影響するかもしれないというのが、本当に辛かった。

じゃあ、ステロイドを使うことは赤ちゃんに影響しないのか?と言われると、
それも、全く影響しないことはないと思う。

どちらがより赤ちゃんに悪影響を与えてしまうのかがわからずにとっても悩んだのですが、
でもそうやって悩んでいることさえも、辛かったんです。

妊娠中の脱ステを断念

最初は応援してくれていた夫も、少しずつ心配するようになりました。
私の体も心配だし、
赤ちゃんのことも心配だしって。

このまま脱ステを続行すべきか、終了すべきなのか。

このまま続行するとしたら、きっともっと酷くなっていくだろう。

そうなると、外に出られないぐらい酷くなるかもしれない。

でも、妊婦検診にはいかなくてはいけない。

1番酷いお腹を先生に見せないといけない。

でも、せっかく脱ステすることを決意したのに、ここでやめるのは悔しいし、
ステロイドが体に良くないことはわかっている。

赤ちゃんにもステロイドが影響するかもしれない。

ぐるぐるぐるぐると何度も何度も悩みました。

でも、夫の一言で、断念することを決めたんです。
それは、

「脱ステをやめるんじゃなくて、一旦中断して産後に再開したら?」

というもの。

そっか。
やめるんじゃなくて、中断すればいいんだ。

産んでしまえば、自分の体の影響が赤ちゃんに直接いくということはないから、
産んでから再開すればいいのかもしれない。

そう思ったんです。

妊娠中は、できるだけ少量のステロイドで耐えられるようにがんばろう。

そして、出産後にまた再開しよう。

そう考え、一旦中断することに決めました。

まとめ

一度やると決めた脱ステを断念することは悔しかったし、

脱ステをやってみることに決めたときに、
ステロイドについてたくさん調べたことで、ステロイドの悪影響についてもそれまでよりもわかっていたので、
妊娠中にステロイドを使用することも不安でした。

でも、それでも、
赤ちゃんのことを考えた結果、私は脱ステを中断することを選びました。

それが正しい選択だったのかはわからないけど、
でも自分ではキチンと納得して決めたことなので後悔はありません。

逆に、その後、出産後に実体験したリバウンド症状の激しさを考えると、
あのとき中断してよかったと思っています

リバウンド症状がひどいときのどろどろの体では、出産が無事にできたかどうかわかりません。

今、妊娠中でも脱ステし、がんばっておられる人もいると思います。
それを否定するつもりなんて、全くないし、本当に本当に応援しています。

私の場合は、中断するという決断をしましたが、
自分で考えて自分で決めたなら、
その道を進んでいけばいいのかなと思います。

もし、進んでみたけど、やっぱり戻りたくなったら戻ってもいいと思うし。

自分がどうしたいのかが1番大切なのかなと思います。

人生において、選択を迫られることってたくさんあると思うけど、
そんなときは、自分がどうしたいのかを1番大切にして、
そして決めてしまったらもうその決断を正しいものにするのは自分なので、自分で自分の道を進んでいければいいのかなって、そう思っています。

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