後期流産(死産)の場合、掻爬する方法ではなく、分娩によって胎児をお腹の外に出してあげることがほとんどだと思います。
そうなるとどうしてもかかる費用も高くなってきます。
妊娠19週で後期流産となった私が、実際にいくらかかったのか、費用明細を公開します。
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後期流産(死産)の入院・手術でかかった費用
妊娠19週で子宮内で胎児の心臓が止まっていることがわかり、
入院して誘発分娩を行いました。
入院は3泊。
分娩日までに2泊し、分娩後にもう1泊して翌日に退院しています。
誘発分娩はラミナリアの挿入を3回行い、
陣痛促進剤を使用して陣痛を起こして分娩、
その後麻酔をして子宮内に残ったものを取り除く処置をしました。
この入院・手術でかかった費用がこちらです。
◆保険適応分
投薬料 | 79点 |
注射料 | 137点 |
処置料 | 3点 |
手術料 | 5,110点 |
麻酔料 | 231点 |
検査料 | 607点 |
病理診断料 | 1,010点 |
入院料 | 3,740点 |
合計 | 10,917点 |
保険適応で3割負担となり、32,750円
◆保険適応外分
室料差額 | 36,000円 |
分娩料 | 250,000円 |
検査・薬剤料 | 28,280円 |
その他 | 30,000円 |
文書料 | 3,000円 |
合計 | 347,280円 |
総合計 380,030円
通常の出産だと保険適応となりませんが、
流産だと一部が保険適応となるんですね。
もちろん、病院によって費用には差があると思いますが、
これぐらいの大きな金額がかかることが多いのではないでしょうか。
手術全体の流れについて↓↓

後期流産(死産)後の火葬でかかった費用
病院に支払う費用以外にかかったものとして、火葬の費用があります。
妊娠12週以降に死亡した赤ちゃんを出産することを厚生労働省では「死産」と定義しており、
死産届の提出と火葬が義務付けられています。
火葬に関しては、病院側で提携している火葬業者に完全にお任せできる場合もあるようですが、
私の場合は、
自分たちで火葬の手続きをしました。
その火葬にかかった費用が17,000円です。
この費用に関しても、火葬業者によってかなり金額の差があるようなので、
もっと低い場合ももっと高い場合もあるようです。
火葬の手続きについて↓↓

後期流産(死産)では出産育児一時金が支給される
後期流産(死産)でかかった費用についてご紹介しましたが、
流産って突然起こることなのに、これだけの大きな費用をいきなり払えと言われても困りますよね。
ただ、
後期流産(死産)の場合も通常の出産のときと同様、
出産一時金が支給されるんです。
出産一時金は妊娠4ヶ月(85日)(妊娠12週)以上で出産する場合に支給されます。
支給対象者は、自分が健康保険に加入しているもしくは配偶者の健康保険の被扶養者となっている人です。
医療保険者から医療機関へ出産育児一時金の支払いが直接的に行われる制度である直接支払制度も利用できるため、
大きなお金を準備する必要はありません。
また、仕事をしている方の場合、
産休も取得できますし、
出産手当金も支給されます。
産休についてはこちらの記事に詳しく書いています↓↓
https://nachu-bu.com/ryuzan-sankyu/
悲しみでいっぱいのときに、なかなかお金のことを考えられないかもしれませんが、
次の妊娠のためにも、
費用面で困らないようにもらえるものはしっかりともらうことが大切ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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