後期流産(死産)で保険はおりる? 医療保険の給付金が受け取れる条件を確認することが大事!

後期流産(死産)

妊娠中・出産時にお金がかかるということは、誰しもがわかっていること。
でも、その妊娠が流産や死産という形になってしまったら?
予定していなかったタイミングで大きな金額のお金が必要になります。
そんなときに、もらえるお金のことを知っていると安心ですね。
この記事では保険について、自分自身の経験も踏まえて書いていきたいと思います。

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後期流産(死産)で医療保険はおりる?


私自身が経験したのは、妊娠19週での後期流産(死産)。

産婦人科学会では妊娠12週以降22週未満の場合は「後期流産」、
妊娠22週以降の場合は「死産」と定義されていて、

厚生労働省では12週以降が「死産」と定義されています。

ただ、医療保険に関しては、そういった定義は関係がない商品が多いようですね。
妊娠週数によるものよりも、
手術をしたのかしなかったのか、
入院をしたのかしなかったのか、
などによって、
給付されるのかどうかやその金額が決まる商品が多いようです。

女性保険に加入している場合や、女性特約を付けている場合には、
女性特有の病気に手厚い保障がついています。

ただ、その保障の内容は、
保険の種類や選んでいる特約によって本当に様々です。

女性特有のがんに手厚い保障がついているものもあれば、
流産や切迫早産、帝王切開や吸引分娩なども保障の対象となるものもあります。

吸引分娩の場合でも、保険がおりるものがあるということは、
認識している人は少ないかもしれませんね。

後期流産(死産)の場合、
どのような手術を行ったのか、
何日間入院したのか、
というようなことで
保険がおりるかどうかが変わってくる場合もありますので、

後期流産(死産)がわかったら早めに、
一度、保険会社や保険代理店に、
保険がおりる条件を確認しておくことをおすすめします。

お金のことは本当に大事なことなので、
辛い時期ですが、
旦那さんにお願いしてでも確認しておきたいですね。

後期流産(死産)で医療保険の給付金を受け取るために


妊娠中の入院や手術で、保障が受けられる保険に加入している場合、
早めに、保険会社や保険代理店に、
保険がおりる条件を確認しておくことをおすすめしますと前述しましたが、

それがなぜかというと、
医師の診断書の書き方によっては、
全く同じ医療行為をしていても、
給付金を受け取れる場合と受け取れない場合があるからです。

手術をしたのかしていないのかというのは、保険会社にとっては大きな違いですが、

後期流産(死産)の処置として、
出産後に体内に残った胎盤などを出す処置を手術と呼ぶ先生もいれば、
呼ばない先生もいるようなんです。

また、保険会社によっては、給付対象となる手術名一覧があり、

その名前と一致しないと給付されないこともありますので、

保険会社に給付金を受け取れる条件を聞き、
先生に診断書を依頼するときに、
その条件に当てはまるのかどうかを確認し、
当てはまるのであれば、そのように診断書に書いてもらうよう依頼した方がいいと思います。

先生に診断書を書いてもらうのにもお金がかかるので、
診断書を書いてもらう前に確認しておいた方がいいですね。

もちろん、先生が○○手術ではないと言っているのに、○○手術と書いてくださいなんてことはできませんが、
○○手術という言い方もできますね、とおっしゃるのであれば、○○手術と書いてもらった方がいいですもんね。

とても辛い時期に、
お金のことで悩まなくてよいように、
せっかく保険に入っているのであれば、最大限に活用できるといいですね。

後期流産(死産)で医療保険以外にもらえるお金


医療保険に入っていない場合でも、
後期流産(死産)の際にもらえるお金があります。

まずは、
出産一時金。

これは、妊娠4ヶ月(85日)(妊娠12週)以上で出産する場合に支給されます。
支給対象者は、自分が健康保険に加入しているもしくは配偶者の健康保険の被扶養者となっている人です。

医療保険者から医療機関へ出産育児一時金の支払いが直接的に行われる制度である直接支払制度も利用できる、
退院時に大きなお金を準備する必要もなくなります。

また、仕事をしている方の場合は、
出産手当金も支給されますし、産休も取得できます。

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私の場合ですが、
妊娠中にも仕事をしていましたので、後期流産(死産)がわかってすぐに産休を取得し、
出産手当金を受け取り、
出産一時金も受け取り、
また、医療保険の給付金も受け取りましたので、
トータルすると、
かかった費用よりも受け取った費用の方が多いという結果になりました。

もちろん、お金がどうこうではなく、1つの命を失った悲しみは本当に大きなものでしたが、
ただ、
せめてお金に関する不安がなかったことは、よかったことだと思っています。

もしかしたらお金を請求することに抵抗を感じる方もおられるかもしれません。

でも、
受け取ったお金をどう使うのか、
そこが大事だと思いますし、

次の1歩を踏み出すために使ったり、
ゆっくり休むために使ったり、
夫婦で楽しむ時間に使ったり、

と、
赤ちゃんも喜んでくれる使い方をすれば全く問題がないと感じます。

辛いときだからこそ、
受け取れるものは受け取って、
前に進んでほしいと思います。

その後の妊娠について↓↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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