妊娠19週(妊娠5ヶ月)でお腹の中で心肺停止となってしまった赤ちゃん。
赤ちゃんの火葬はどのようにしたのか、手続きや準備、
そして火葬後のことについてもお伝えしていきたいと思います。
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後期流産(死産) 火葬までの手続き,準備したもの
日本の法律では、妊娠12週以降に赤ちゃんが亡くなった場合、死産として死産届の提出と火葬の義務が生じます。
妊娠22週以降で、出産時には生きていた場合は出生届と死亡届を提出するのだそうですが。
私の場合、妊娠19週でしたので死産でした。
産婦人科学会では妊娠12週以降22週未満の場合は「後期流産」、
妊娠22週以降の場合は「死産」、
と定義されているので、
法律上の定義とは少し異なる部分がありちょっとややこしいんです。
先生から死産という言葉を聞き、改めて命の重さを感じましたし、
赤ちゃんに何もしてあげられなかったことを悔しく、そして悲しく感じました。
入院して心臓の動いていない赤ちゃんを出産。
その後の手続きは、このように進めました。
・火葬場を決め、火葬場に火葬の日時の予約を入れる。
・病院が「死産証明書」を発行してくれるので、それと一緒に死産届を市役所に提出。
・火葬申請書を市役所に提出。(火葬申請書に火葬場を記入しなければなりません)
・火葬許可証を市役所からもらう。
・病院に火葬許可証を確認してもらう。(火葬許可証がないと赤ちゃんを受け取れません)
市役所への書類の提出は旦那さんにお願いしました。
私の場合、水曜日から入院し、金曜日に出産、退院は土曜日でした。
火葬には私も一緒に行きたかったので、
退院日の土曜日に火葬の予約を入れ、土曜日に火葬。
土曜日だったので、旦那さんも休みだったし、私の父・母、そして上の2人の子供もみんな一緒にお見送りができました。
病院によると、入院中に旦那さんだけで火葬をされる方もおられるそうです。
出産から時間が経てば経つほど赤ちゃんも変化してきてしまうということ、
お母さんが火葬に立ち会うのが辛いということ、
そんな理由なんだそうです。
お母さんが火葬に立ち会うのかどうかは、
本当にお母さんの気持ち次第ではないかと思います。
こうしなければいけないなんていうものはないし、
1番心も身体も痛めているのはお母さんなのだから、
お母さん自身がやりたいようにするのが、赤ちゃんもうれしいんだと思います。
後期流産(死産) 火葬
退院時に赤ちゃんのために用意したのは、
赤ちゃんを包むガーゼと、棺を包むおくるみ。
棺は病院が用意してくださっていました。
赤ちゃんに洋服を着せてあげたかったのですが、赤ちゃんが小さすぎて合う洋服がなく、
かわいいガーゼで身体を包み、棺に寝かせました。
棺はおくるみで包み、
棺と一緒に退院。
病院の待合室には妊婦さんがたくさんいるので、
そちらを見ることはできず、不自然に横を向いた状態で通り過ぎました。
入院中も妊婦さんや赤ちゃんを感じることがとても辛かったですが、
病院側もできるだけの配慮はしてくださっていたと思います。
でも、やっぱり赤ちゃんの泣き声は聞こえてきましたけどね。
そしてそのまま車に乗り、一旦家に帰り、
ここが家だよーって赤ちゃんに教えてあげました。
本当は一緒に過ごしたかったんだけどね。
できなかったね。って。
火葬場に行くときの服装は、どうしようか迷ったのですが、
喪服にすることに。
私と旦那さんとは喪服に着替え、
上の子供2人も黒っぽい服を着せて、火葬場に向かいました。
途中、お花屋さんでお花を買って。
火葬のとき、
火葬場の方に、赤ちゃんが小さいから骨が残るかどうかはわからないと言われたのですが、
でも、骨とわかるものが残ってくれたんです。
念のため、骨壺は入院中にネットで探して準備していたので、遺骨を骨壺に入れ、
家に連れて帰りました。
後期流産(死産) 火葬後の遺骨
赤ちゃんの遺骨は骨壺に入れ、
自分で作った巾着袋に入れて、自宅のリビングの棚に置いてあります。
納骨については、全く行う予定はなく、
私がお墓に入るときに赤ちゃんの遺骨を一緒に入れてもらおうと思っています。
納骨をするつもりがないのは、
ずっと一緒にいたいから。
常識とかは全く関係なく、
完全に私の気持ちの問題です。
もし納骨をするとしたら、旦那さんの家のお墓になるよなー。
旦那さんの家のお墓って車で2時間ぐらいの距離の場所だし、遠すぎる。
そんな遠いところに1人で入るのはさみしいんじゃないかな。
って思ったから。
でも、遺骨は家に置いてありますが、お供えなどはしていません。
旦那さんが、そういうのは嫌がったからっていうのもあって。
旦那さんにとっても、赤ちゃんが亡くなったことは本当に辛いことだったんだと思うんですが、
旦那さんは、きっと私に早く立ち直ってほしかったんだと思うんですよね。
赤ちゃんのことを大事に想っていないわけではなく、
私のことを考えてくれて、
あんまり赤ちゃんのことばかり考えてふさぎこまないようにと思ってくれたんだと思います。
そんな旦那さんの気持ちに応えるためにも、
火葬以降はあんまり赤ちゃんの話をしていないんです。
でも、赤ちゃんはずっと私と一緒にいるから、何も不満はないし、
息子がもう少し大きくなったら、
私がお墓に入るときに一緒に入れてねってお願いするつもりです。
今はまだ上の子供2人とも小さくて、
赤ちゃんが亡くなったことも、遺骨ということもあんまり理解ができないから、
もう少し大きくなったら、話をしようと思っています。
まとめ
赤ちゃんが亡くなっていることがわかり、
初めて知った死産の手続きや火葬のこと。
妊娠12週以降は火葬をするっていうことも全く知りませんでしたし。
無事に火葬が終わり、ほっとしたというのと、
お腹の中にいた赤ちゃんが本当にいなくなっちゃったんだという悲しい気持ちと。
まだまだ気持ちの整理ができたのはずっと後ですが、
そうはいっても、火葬は一区切りとなったように思います。
そこからは、
感情の波をこえながら、少しずつ気持ちの整理ができるようになっていったように思います。
でも、今でも赤ちゃんはずっとそばにいてくれていると思っています。
その後の妊娠についてはこちらの記事をご覧ください↓↓

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