後期流産(死産)後の妊娠 妊娠19週で子宮内で赤ちゃんの心拍が確認できなくなった私の場合

後期流産(死産)

後期流産(死産)を経験すると、もう二度と赤ちゃんに会うことはできないのでは?と不安になったり、
また同じことが起こってしまったらと考えてしまったりと、
次の妊娠に向けてなかなか前向きに考えられない人も多いと思います。
実際に私もそうでした。
そんな私の、後期流産(死産)後の妊娠についてお伝えしていきたいと思います。

スポンサーリンク

後期流産は繰り返すの?

流産で最も多いのが妊娠12週までに起こる初期流産。
中でも、心拍が確認できる妊娠6~7週目までが特に起こりやすいと言われています。

妊娠がわかったとき、
心拍が確認できたら一安心という気持ちになりますよね。
それは、心拍が確認できると、初期流産となる確率がぐんと下がるからですね。

初期流産の原因としては、胎児の染色体異常が最も多く、
父親と母親に全く問題がなくても、一定数は流産が起こってしまいます。

ですので、
初期流産は繰り返すことは多くないようです。

中には、不育症など親側の問題がある場合もあり、
そういった場合には何度も繰り返すこともあるようですが。

では、後期流産の場合はどうなのでしょうか。

後期流産とは、妊娠12週以降22週未満での妊娠中期に起こる流産です。

陣痛が始まってしまう場合や、
胎児が子宮内で亡くなってしまう場合などがあります。

原因としては、子宮筋腫、子宮奇形、子宮頸管無力症、絨毛膜羊膜炎など母体側に原因があることも多いようです。

そういった母体に原因がある場合には、
次の妊娠を望む場合には、原因をはっきりさせてその予防をすることが大切ですね。

私の場合、
妊娠19週での子宮内で赤ちゃんの心拍が停止してしまい、後期流産となりましたが、
それ以前に2人の子供を産んでいました。

そのため、後期流産の原因として、母体が原因というのは考えにくいということで、
おそらく胎児の染色体異常が原因ではないかと診断されました。

流産の原因を判定するための検査等を行うこともしませんでした。

胎児の染色体異常が原因の場合には、
初期流産の場合と同様、流産を繰り返すことも少ないということで、
私の場合にも次の妊娠は大丈夫だろうと医師からは言われました。

後期流産後の妊娠への不安

ただ、先生に次は大丈夫だろうと言われても、次の妊娠に対する不安は大きかったです。

もう一度妊娠できるのだろうかという不安。
また同じことが起こってしまったらどうしようという不安。

赤ちゃんを亡くしてしまったショックが大きく、
赤ちゃんは私のところに生まれてくるのが嫌だったんじゃないかという思いもありましたし、
もう一度赤ちゃんを望んでもいいのだろうかという思いもありました。

きっと、流産を経験した方なら、
誰しもが次の妊娠に対して不安に思うのではないでしょうか。

妊娠して赤ちゃんが生まれてきてくれることって、普通のことだと思っていたのに、
それが当たり前のことではないと知り、
新しい命を誕生させることって奇跡なんだと知り、
だからこそ、もう一度新しい命を誕生させようとすることに不安を感じる。

そんな気持ちでした。

後期流産後の妊娠

もう一度、赤ちゃんを望むのかどうか、
何度も何度も悩みましたが、
主人とも話し合い、
もう一度、赤ちゃんがきてくれるようにがんばることに決めました。

後期流産の分娩日が4月24日。
その後の初めての生理が8月頭。

先生には、2回生理を見送るように言われたので、
妊活開始は、9月末頃でした。

そして、次の妊娠がわかったのが2月です。

妊娠したことがうれしい気持ちと、
また同じことが起こってしまったらどうしようという不安な気持ちと、
両方が混ざりながらの妊娠生活でした。

私の場合、後期流産がわかったときには、流産の自覚症状が全くなく、
妊婦健診のエコーで、赤ちゃんの心臓が動いていないことがわかりました。

先生もエコーを見た瞬間に、異常に気がついたのだと思いますが、
私自身も、エコーを見た瞬間に、何かいつもと違う様子を感じていました。

赤ちゃんの様子がいつも見るエコーのときと違ったんです。

そのときのエコーが、
トラウマとなり、
次の妊娠では検診でエコーを見るのが怖く、
毎回の検診が不安でたまりませんでしたが、
赤ちゃんは無事に育ってくれて、10月に元気に生まれてきてくれました。

本当に命の誕生の素晴らしさを感じられたし、
赤ちゃんが生まれてきてくれたことに対して感謝の気持ちでいっぱいになったし、
それまでの2人の出産のときとは、違った感情であふれました。

お腹の中で亡くなってしまった赤ちゃんが、とてもとても大切なことを教えてくれた。
そう思っています。

生きて生まれてくることはできなかったけど、
でも私の大事な赤ちゃんです。

ずっと私の心の中にはいてくれるし、
ずっと大切なことを教え続けてくれていると感じます。

辛すぎてふさぎ込んでしまう時期もあったけど、
今では前を向いて歩いていけているので、
この記事を読んでくださった方も、立ち止まる時があってもいいと思うので、
いつか前を向いて歩いていける日がくることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました