3人目の出産時、長男は4歳、長女は3歳手前でした。
子どもたち2人と母が立ち会ってくれ、
なんと長男は足側から赤ちゃんが出てくる様子をじっくり見ていたんです。
そんな3人目の出産レポをお届けします。
スポンサーリンク
出産の兆候
1人目のときも、2人目のときも、
出産の1週間ぐらい前におしるしがあったのですが、
3人目の出産はおしるしがなく、そのまま出産となりました。
前駆陣痛もなく、
正産期に入ってもお腹のはりが強くなるわけでもなく、
きっとまだまだ生まれないなーなんて思っていたんです。
体の重さを感じることもそれほどなく、
体調も良かったので、
上の子2人は保育園に通っていましたが、
保育園の送り迎えに自転車を使っていたほど。
※本当は妊婦の自転車はよくないと言われるので、乗らないでくださいねーー
臨月の妊婦が子ども2人を乗せて自転車に乗るなんて、こわいですよね。
全く妊婦らしくない妊婦で、
出産の兆候なんてものも全くなく、
生まれるのはもうちょっと先だろうと思っていたときに、陣痛が始まりました。
陣痛の始まり
痛みで目が覚めたのが、朝方の3時頃。
これは、陣痛な気がする。。。
さすがに3人目の出産ともなると、
陣痛の痛みを知っているので、
陣痛がきたなーとわかりました。
陣痛間隔を計ってみると15分間隔。
まだ傷みはそれほど強くはないものの、
経産婦だし、
さらに3人目なので経過が早いだろうと思い、
病院に行く準備を始めました。
4時頃には陣痛間隔が10分となり、
実家の母に来てもらって病院に向かいました。
子どもたちがまだ寝ていたので、夫に子どもたちをお願いして。
病院に着いたのは5時頃。
診察をしてもらうと、
まだもう少しかかるかもねと言われたので、
母に一旦家に行ってもらうことに。
その日は夫がどうしても外せない仕事があったので、
子どもたちの面倒を見るのを夫と交代してもらったんです。
子どもたちを迎えに行き、ご飯を食べさせてから戻ってきてもらうようにお願いしました。
早く戻ってきてーーー
ところが、
母が病院を出てしばらくすると、
陣痛が強まってきたんです。
陣痛間隔も、8分になり、7分になりと短くなっていきます。
このままだと、母と子どもたちが病院に戻ってくる前に生まれちゃう!
1人で産むのはちょっとさみしい。
母に、
「早く生まれそうだから、早く来てーーー」
って電話をしました。
1人目の出産のときには、微弱陣痛が3日続いてやっと出産。
2人目の出産のときには、入院から約12時間で出産。
だったので、
母もまだすぐには生まれないだろうと思っていたらしく、
電話をすると驚いたようで、
「とにかく急いで行く」ということでした。
陣痛が強まっていく中、
陣痛に耐えながらも、
「お願い早く来てーー」って思っていました。
いよいよ分娩室へ
母と子どもたちがまだ病院に戻ってきていないのに、
陣痛間隔は順調に短くなり、
とうとう、分娩室へ移動することになりました。
陣痛の痛みはあるものの、
1人っきりのさみしさが大きく、それが不安となって全然集中できません。
2人目を出産するときにも、立ち会い出産はしなかったので、
分娩室へは1人で行ったのですが、
そのときには、陣痛室までは夫も長男も母も一緒にいてくれたし、
隣の部屋に家族がいるということで、さみしさは感じなかったんですよね。
でも、今回は、
病院内に家族がいない。
とってもとってもさみしかったんです。
でも、痛みは徐々に強くなっていきます。
あーーーーもう痛いーーーー
もう1人で産まなきゃいけないんだーーーー
って思っていたときに、
ようやく母と子どもたちが到着します。
よかった。
間に合った。
この、母と子どもたちの到着が、どれだけうれしかったか。
それだけで泣きそうになってしまいました。
本当に安心したし、
隣にいてくれることがとっても心強かった。
子どもたちなんて、
まだ4歳と2歳だし、いてくれても何もできないんですけどね。
しかも、分娩室に入ってすぐ、
部屋の中にあるもので遊び始め、
「それ触っちゃダメーー」
「じっとしててーー」
って言う羽目に。
でも、それで緊張が解けたんで、本当に子どもに助けられたなーって思います。
3人目を産んだ病院は、和室の分娩室がある病院で、
私は和室の分娩室を希望していました。
それは、
陣痛の痛みに耐えるとき、仰向けの姿勢より横向きの姿勢の方がよかったから。
これまでの2度の出産でも、
陣痛の痛みが強いときに、仰向けの姿勢でいるのが本当に辛かったんです。
横向きになった方がちょっとましで。
2人目の出産は、分娩台での出産でしたが、
仰向けの姿勢に耐えられず、
分娩台の上で横向きになって産んだほど。
分娩台の上で横向きってかなり無理な体勢でしたけどね。
その経験があり、
和室なら横向きの姿勢になりやすいので和室の分娩室を希望していました。
その病院では、
上の子も一緒に、家族みんなで立ち会い出産がしやすいように和室の分娩室を設けているんです。
そんなことから、
和室分娩室なら上の子も立ち会えますよ。って出産前のバースプランの相談をしているときに言われていました。
ただ、そのときには絶対に立ち会い出産がしたいとは思っておらず、
子どもたちがびっくりするかもしれないので、
そのときの子どもたちの状況によって、立ち会えるようなら立ち会ってもらおうかな、ぐらいに考えていました。
でも、
いざ出産の日、
1人で分娩室に入り、痛みに耐えているところに、
子どもたちが来てくれたので、
もう本当にうれしくて、
立ち会いする?どうする?ということを考えるなんてこともないまま、
そのまま立ち会い出産ということになりました。
本当は、2歳の長女はちょっとこわがっていたんですけどね。
私がとっても痛がっている姿を見て。
出産
子どもたちが病院に到着してからは、
本当に順調にお産が進んでいきました。
陣痛間隔も3分、2分と短くなり、
助産師さんが破水させてくれて、
いよいよ分娩の体勢に。
「いきんでいいよー」
って言われます。
痛みに耐えながらいきんでいると、
先生が長男にこう言ったんです。
「こっちおいでーー。赤ちゃんの頭が見えてきたよーー」
って。
私は、いきみながら「まじか」って思いましたが、
長男にかまっている余裕なんてなく、
長男は先生に言われるがまま、
私の足側に移動。
そこから、赤ちゃんが生まれてくるのをがっつり見ていたようです。
1番見やすい場所で笑
2歳の長女は、母と一緒に私の頭側にいたんですけどね。
そこからは、
赤ちゃんはねばることもなく、すんなり生まれてきてくれました。
長男に
「赤ちゃんどうやって生まれてきた?」
って聞くと、
「おまたから、ドーンと出てきたー」
って答えてくれました笑
やっぱり、ちゃんと見ていたようです。
生まれたばかりの赤ちゃんを見て、
長男も長女も少しびっくりした顔をしていましたが、
でも、
子どもたち2人に、命が誕生する瞬間を見せてあげられたのは本当によかったなーって思います。
貴重な経験として、
残ってくれたらいいな。
初めて赤ちゃんを感じながら出産できた
1人目の出産では、微弱陣痛が3日も続き、最後は力尽きて吸引で引っ張ってもらっての出産↓↓

2人目の出産では、初めての出産のように絶叫しての出産↓↓

だったのですが、
3人目の出産では、初めてお腹の赤ちゃんのことを感じながら産むことができました。
1人目、2人目のときには、そんな余裕は全くなかったんです。
そして、そのきっかけとなったのがこの本。
MINMIさんの「キセキ 今日ママに会いにいくよ」という本。
赤ちゃんが生まれてくるときには、
赤ちゃんもがんばってるんだよ。
ということが書かれているんです。
3人目出産前にこれを読んで、
出産に対するイメージが変わったんです。
それまでは、
1人目の出産、2人目の出産のときの、痛いイメージが強く、
出産は痛みに耐えるものだと思っていたのですが、
そうではなく、
出産って赤ちゃんとの初めての共同作業なんだと思えたし、
赤ちゃんもがんばって出てくるんだから、
少しでも赤ちゃんが出てきやすいように私もがんばろうって思えたんです。
もし、この本を読んだことがない人がいたら、
ぜひ読んでみてほしいです。
出産前のお友達へのプレゼントにも!
実際に、この本を読んで臨んだ3人目の出産は、
陣痛に耐えているときも、
赤ちゃんが出てくる痛みを感じているときも、
赤ちゃんのことを考えることができました。
赤ちゃんもがんばっているんだって。
それだけで、痛みがましになったような気がします。
上の子2人にも見守られて、
赤ちゃんも早く出たくなったんじゃないかな。
結果的に、
病院に着いてから3時間ほどで生まれてくるという超安産でしたし。
きっと、子どもたちが病院に着いてからは15分ぐらいで生まれていると思います。
3人目の出産にして初めて、
出産って女性にしか体験できない本当にすばらしいことなんだって思えました。
立ち会ってくれた子どもたちにも、
子どもたちの面倒を見てくれた母にも、
がんばって私たちのところに来てくれた赤ちゃんにも、
本当に感謝でいっぱいです。
夫は、仕事に行ってしまっていなかったんですけどね。
出産時は夫は役に立ちません笑
命の誕生って本当にキセキだし、
それができる女性に生まれて本当によかったって思います。
この記事を読んでくださっているあなたも、
すばらしい出産となりますように。
スポンサーリンク
コメント