4人目の出産では、
子どもたち3人と夫、母が立ち合ってくれ、家族みんなに見守られての出産となりました。
陣痛が始まったものの一度遠のいてしまい、一旦家に帰って陣痛待ちをするという状況になりましたが、
家族がいる日中になんとか生まれてきてくれました。
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出産の兆候
出産の兆候は、出産日の前日に始まりました。
出産前日の朝、おしるしがあったんです。
おしるしとは、
少量の出血です。
お産が近づき、子宮口が開いたり子宮が収縮することによって、卵膜が子宮壁から剥がれて出血するんですね。
それが子宮頚管から出た粘液と混ざって出てくるものがおしるしです。
おしるしの色も量も人によって違いますが、
それほど量が多いということはないようです。
私自身も、トイレに行ったときに、
おりものに血が混ざってる!と感じる程度の量でした。
ただ、おしるしは出産の兆候とは言え、
おしるしがあればすぐに出産というわけではありません。
実際、私も、
1人目、2人目を出産したときにもおしるしはありましたが、
おしるしから出産まで1週間程度かかりました。
今回は、
予定日前日のおしるしだったので、もしかしたら出産が近いのかもと思いましたが、
これまでの経験上、すぐに出産とはならないかもなーとも思っていました。
なのですが、
おしるしのあった日、夜ごはんを食べたぐらいから、
少しお腹の張りが強くなってきたんです。
腰も痛くなり、
もしかしたら陣痛?と感じるぐらい、痛みがありました。
やっぱり、出産になるのかもしれないと感じ始めた頃に、
痛みが引いてきたので、
前駆陣痛だったようですが、
でも、きっともうすぐ生まれるだろうなとは感じました。
陣痛の始まり
そのまま夜になり、
布団に入り、
しばらく眠った後、
夜中の2時頃に目が覚めます。
あ、痛い。
これは、陣痛かも。
そう思い、間隔を測ってみると、10分間隔。
痛みはそれほど強くないものの、
10分間隔になっているし、経産婦なので、
病院に行く準備を始めます。
もちろん、夫も子どもたちも寝ている時間なので、
起こさないように1人で起きて用意をして、
実家の母に電話。
(実家は車で15分ぐらいの距離にあります)
母に来てもらい、
夫に病院に行くことを告げ、
母と一緒に病院に向かいました。
陣痛は始まっているものの、すぐに生まれるかどうかはわからないので、
夫も子どもたちもみんなを起こして病院に行くのではなく、
とりあえず母と私だけで病院に行き、
様子を見て、
夫と子どもたちに来てもらうかどうかを判断することにしたんです。
まだ夜中でしたしね。
陣痛間隔は8分間隔ぐらいになっていたのですが、
病院に着いて、モニターを付けてもらうと、
少し陣痛は遠のいてしまいました。
12分間隔ぐらいだったかな。
子宮口にいたっては、
内診しても届かない位置にあったようで、開き具合も確認できませんでした。
子宮口って、通常は後ろの方を向いているらしいんです。
それが、分娩が進行するにつれ、子宮口の位置が前に移動してきます。
内診しても届かないということは、まだ少し後ろの方を向いていたようです。
ただ、子宮頚管は柔らかくなってきているということで、
スイッチが入ればきっと早そうだねとは言われました。
そのスイッチがいつ入るのか、というのが問題ですね。
一旦帰宅
その後、陣痛間隔が狭まっていかず、
強さも強まっていきません。
もう少し時間がかかりそうだねという感じ。
3人目の出産のときには病院に着いて約3時間で出産となったので、
今回も陣痛が始まったら早いだろうと思い、
急いで病院に来ましたが、
4人目はのんびり屋さんだったようです。
夫が、この日から1週間ほど仕事で出張に行く予定になっていて、
ギリギリまで遅らせても夕方には出発しなくてはいけなかったので、
できればこの日のうちに生まれてきてほしいと思っていたので、
私も焦りがあったのかもしれませんね。
先生には、
どうしても早く産みたいなら、陣痛促進剤を使うという方法もあるよと言っていただいたのですが、
そこまでして夫がいるときに生まれなくてもいいと思ったので、
赤ちゃんが自然に生まれてくるのを待つことにしました。
先生によると、
お産は進んでいるので、陣痛促進剤を使えば、
お昼までには生まれてくるだろうとのこと。
陣痛促進剤も、正しい使い方をすれば、リスクはないとのこと。
少し迷いましたが、
でも、赤ちゃんの意思を尊重することにしました。
まだお腹の中にいたいのかもしれないですしね。
自宅に帰ると、
子どもたちが夫と家の前で遊んでいました。
「わーママーー」って寄ってきてくれたのがうれしくて。
やっぱり子どもの顔を見ると、なんだかホッとするものですね。
もう一度病院へ
自宅に帰ったのが、10時半頃。
そこから、
自宅の階段の昇り降りをしました。
やっぱり早く生まれてきてほしくて。
ちょっと休憩しながら、ちょっと動きながら過ごし、
お昼ご飯を食べていると、
また陣痛間隔が狭まってきました。
測ってみると、5分間隔。
そして、痛みも強まってきました。
これは、進んだかもしれない!
みんながお昼ご飯を食べ終わるのを待って、
夫と子どもたちと一緒にもう一度病院へ行くことにしました。
母にも電話して、
母には直接病院に来てもらうことに。
12時半頃に病院に着いて、
モニターを付けてもらうと、また少し遠のいて、8分間隔ほどになってしまいました。
痛みも少し弱まったよう。
あーまたかー
まだ時間かかるのかー
せっかくみんな連れてきたのにーー
と言っていても仕方がないので、
病院の階段をひたすら昇り降り。
長女がずっと一緒に階段の昇り降りをしてくれました。
陣痛がくると、長女が腰をさすってくれながら。
こんなに長女が頼りになったのは、この日が初めてかもしれません。
夫、母、長男は部屋でテレビを見ていたし、
次女は私のところに来たり、部屋に行ったりとうろうろ。
途中で、休憩がてら、
助産師さんが足湯をしてくださって、あー気持ちいいーー。
そして、また階段を昇り降り。
そうこうしているうちに、間隔はそれほど狭まらないものの、痛みが強くなってきました。
階段昇り降りは終了し、
分娩室で陣痛に耐えます。
このとき、7分間隔。
分娩室は和室の分娩室を選んでいたので、分娩室で陣痛待ちもできたんです。
痛みが強まってきたので、長女の手では痛みに耐えられなくなり、
母に腰をさすってほしいと思い、
部屋で待っていた母を呼んでくるように長女に頼んだのですが、
助産師さんがすぐに気付いてくださり、
腰をさすってくれました。
そのときから出産までずっと助産師さんが側にいてくださったんですが、
やっぱり助産師さんがいてくださるのは安心ですね。
これが14時半頃。
一度内診をしてもらうと、子宮口は4cm程度ということでした。
このときは、痛みは強いものの、まだ7分間隔ぐらいなので、
陣痛の合間は子どもたちと話す余裕もあり。
そして、15時頃には5分間隔ぐらいになり、
そこから、5分間隔で1時間ほどを過ごします。
そして、16時前に、急に間隔が狭まります。
陣痛間隔がほぼなしでまだ陣痛がきたり、
(実際の陣痛間隔は見る余裕もなかったのですが、
感覚的には、陣痛の弱まりはあるものの、陣痛間隔なしか、
もしくは痛みがない時間が数秒という感じ。)
5分間隔から、急に間隔なしになったので、
やっぱりスイッチが入れば早かったということなんでしょうね。
痛みはかなり強く、声が出てしまうぐらい。
この時で子宮口8cm。
助産師さんが、分娩の準備に入るのがわかりました。
助産師さんの人数も増え、
点滴の管を通したり、
足カバーをつけたり。
いよいよ生まれるんだなという感じ。
子どもたちも、少し緊張している感じ。
あ、登場していませんでしたが、
部屋で待っていた夫も、15時半ぐらいからは分娩室に来てくれています。
いよいよ分娩
陣痛の痛みがMAX。
とにかく痛い。
痛みに耐えていると、
助産師さんから、
「力を入れてもいいよ」
との声が。
4回目の出産ですが、
いきむってどうするんだっけ?って思ってしまいました。
4回目なのにね。
忘れちゃうもんですね。
とにかく力を入れてみる。
でも、赤ちゃんが降りてきてる感じがしない。
でも、陣痛に耐えてるより、いきんでいる方が痛みがましなので、
とにかくいきんでみる。
そうしていると、助産師さんに、
「背中を反っちゃうより、丸めている方が赤ちゃんが出てきやすいから、
できるだけ丸めてねー」
と言われます。
そうだった。反っちゃダメなんだった。
痛いと、どうしても反っちゃうんですが、
なんとか背中を丸めて力を入れます。
何度か繰り返していると、
「頭が出てきたよーーー」
と。
これまでの出産では、頭が出てきたら、すぐに出てきてくれたのに、
今回はここからが長かった。
(体感なので、実際はそれほど時間がかかったわけではないかもしれませんが)
「頭が半分出てきたよーー
力抜いてーーー」
と言われ、もう終わりかと思ったら、
「もう少しだけ力入れてみてーーー」
って。
えーーーまだーーー
と思いながら、力を入れる。
それでも出てこない。
何度かいきみ、やっと
「頭が出たよー
力抜いてー」
あー終わったと思ったら、
「もう少しだけ力入れてみてーーー」
えええーーーーーー
もう一度いきみ、やっと肩が出て、赤ちゃんが生まれてきてくれました。
痛かった。
でも、やっぱり赤ちゃんのオギャーーを聞くと、
痛みに耐えてがんばってよかったって思えますね。
元気に生まれてきてくれて、ただただホッとしました。
誕生した時間は16時22分。
3人目の出産のときよりも、時間がかかりましたし、
その分、痛みに耐える時間も長かったですが、
夫も子どもたちも母にも見守られて出産できました。
子どもたちが、生まれてきたばかりの、お猿のような赤ちゃんを見て、
「かわいい!かわいい!」って言ってくれていたのがうれしかったですね。
出産シーンを見て、
どんな風に感じたかはわからないですが、
でも、子どもたちに見せてあげられてよかったなと思います。
夫もなんとか間に合いましたしね。
生まれて急いで出張に出発しました。
何度経験しても、痛いものは痛いし、
痛みに慣れるなんてことはないですが、
でも、何度経験しても命の誕生には感動してしまいます。
全く同じお産ってないんだというのも改めて実感しました。
4人目なので、早く生まれてくると思っていたら、
意外と時間がかかりましたしね。
とにかく、無事に生まれてきてくれたことに感謝でいっぱいです。
生まれてきてくれてありがとう。
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