上の子が可愛くない「上の子可愛くない症候群」にはどう対処する?3人目が生まれると真ん中可愛くない症候群!?

育児

第一子が生まれ、その可愛さに本当に幸せを感じていた矢先、第二子が生まれると、あんなにかわいかった上の子がかわいく思えなくなる。
これ、誰しも経験があるのではないでしょうか。
「上の子可愛くない症候群」という名前までついていますよね。
そんな状態になってしまったとき、どう対処すればいいのでしょうか。
ちなみに、3人目が生まれると、真ん中の子がかわいくなくなってしまうという方も・・・

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上の子が可愛くない私は母親失格なの?

上の子も下の子も自分の大切な子ども。

それなのに、上の子だけかわいくない。
上の子に冷たく接してしまう。

下の子はとってもかわいいのに。

なんでなの?

上の子はきっと気付いているだろうし、きっと悲しい思いをしていると思う。
それもわかっているのにどうしても上の子にやさしくできない。

こんな私は母親失格なのではないか。

このままでは、上の子の精神状態にも悪い影響が出てしまうのではないか。

これは実際に私が2人目を産んだあとに感じていたこと。

子どもは親の愛をたっくさん感じて成長する。
自分が愛されていることが自己形成の基になる。

そんな話を聞くと余計に、
上の子に愛を与えられていないことに罪悪感を感じ、
上の子が精神的に不安定になってしまうのではないかと不安になってしまう。

でも、上の子にやさしくしようといくら思っても、それができない。
憎たらしく感じてしまう。

そんな母親は母親失格なのでしょうか?

上の子が可愛くない理由

上の子可愛くない症候群は、
大小はあれ、2人以上の子どもがいる母なら誰しもが感じていることなのではないでしょうか。

上の子が可愛く思えないのにはいくつか理由があると言われています。

それは、
・母性本能として、小さい子を守ろうとする本能がある
・上の子が反抗するようになる
・上の子へ期待してしまう
・比較対象ができる

というもの。

母性本能として、小さい子を守ろうとする本能がある

生まれたばかりの赤ちゃんは自分では何もできないので、
母親が全てのお世話をしてあげなければいけません。

赤ちゃんのお世話って本当に大変だけど、
でもそれがちゃんとできるように、
母性本能として、小さな命をかわいく感じる本能、
小さな命を守ろうとする本能があるんですね。

人間の赤ちゃんも動物の赤ちゃんも、
小さい頃の方が見た目もかわいいのは、
親にかわいいと感じてもらい、お世話をしてもらうためだとも言われています。

だから、小さい子の方がかわいく感じるのは当たり前のこと。

自分の子どもでなくても、
年齢の違う2人の子どもがいたら、
小さい子の方が、かわいいと感じますよね。

かわいいねーって近寄っていくのは、小さい子の方。

だから、
下の子を可愛く感じ、下の子を守ろうとするのは、当然のことなんです。

上の子が反抗するようになる

2人目が生まれるタイミングは人によって違いますが、
上の子が2歳のときに下の子が生まれた場合、上の子はイヤイヤ期真っ只中。

下の子は何も反抗しないのに、
(ただ、自分では何もできないだけですが)

上の子は何でも反抗する。

そりゃ、イライラは募ります。

上の子と下の子との歳の差が2歳でなかったとしても、
子どもは成長するにつれ、
自分を主張するようになるし、
それが反抗となることもありますよね。

イヤイヤ期を過ぎていたとしても、
下の子と比べると、自分のやりたい、やりたくないを主張する上の子は、
反抗的に感じ、
かわいくないように感じてしまうのだと思います。

上の子へ期待してしまう

下の子が生まれた瞬間に、お兄ちゃん、お姉ちゃんになる上の子。

お兄ちゃん、お姉ちゃんという名前が付くと、
それだけで、
「お兄ちゃんなんだから」
「お姉ちゃんなんだから」
って期待してしまいませんか?

お兄ちゃんらしくしてほしい
お姉ちゃんらしくしてほしい

と、無意識に期待してしまい、
でも、
突然お兄ちゃん、お姉ちゃんになった上の子にとっては、
そんなこと言われても知らないよーっていう状態ですよね。

それまでは、ママに甘えてくる上の子がかわいかったのに、
下の子が生まれた瞬間、
お兄ちゃんなのにいつまで甘えるのー
お姉ちゃんなのにいつまで甘えるのー
って思ってしまうことも。

きっと、子どもは何も変わっていないのに、
親が上の子に対して期待してしまっているんでしょうね。

それが、期待通りにはいかず、イライラの原因になってしまうのではないでしょうか。

比較対象ができる

それまでは上の子1人だけを見ていたけれど、
下の子が生まれると、
子どもが2人になります。

そうすると、知らず知らずのうちに、2人を比較してしまうんですよね。

下の子はこうなのに、上の子はなんでこうなのーー

みたいに。

それまでは何も感じなかったことも、
下の子と比較することによって、許せなくなることもあると思います。

上の子可愛くない症候群は治る?その対策は?

上の子可愛くない症候群は、誰もが起こりうることだし、
母親失格なんかじゃないと思います。

そして、時間が経てば治るものだとも思います。

逆に、子どもたちが大きくなってくると、
下の子がかわいくなく感じたりも。

ですが、自分を責めてしまい辛い気持ちもよくわかります。

そんなときは、このようなことを試してみてはいかがでしょうか。

・上の子と2人で出かける
・上の子を少し離れて見つめる
・自分の疲れをとる
・上の子を抱きしめる

上の子と2人で出かける

もし、下の子を旦那や親にみていてもらえるようであえば、
上の子と2人だけで外出してみてください!

外出が難しければ、2人だけの時間を作るというのでもいいですね。

普段は、常に下の子が一緒にいるはずなので、
上の子と2人だけで過ごすことはないはず。

2人だけで過ごすことで、下の子との比較もなく、
上の子だけをみることができます。

そうすると、いつも感じるイライラもそれほど気にならなくなったりも。

カフェにケーキを食べに行くなど、
自分も子どもも大好きなことを2人でできるといいですね。

上の子を少し離れて見つめる

例えば、旦那が上の子と遊んでいるところを、
自分は少し離れてみてみる。

子どもっていつも一緒にいるので、
自分は子どものことをよく知ってるつもりでいると思うですが、

下の子が生まれると、日々の生活に追われ、
いつの間にか子どもをゆっくりみれていなかったりするんですよね。

上の子も、日々成長しているのに、
それを見過ごしていることも。

自分は少し離れて、客観的に子どもをじっとみてみると、

あーこんなに楽しそうに笑うんだ、
あーこんなことできるようになったんだ、
あー下の子のこと気遣ってくれてる、
あーこんな表情するようになったんだ、

などなど、
新たな発見がたっくさん!

私の場合、
土日の旦那が仕事が休みの日の夕食後、
自分は片付けをしながら、
旦那と子どもたちが遊んでいる姿を見ることで、
そんな発見をしていました。

自分が関わっていないので、
イライラすることもなく、
ただただ子どもたちの様子を見ることができますよ。

自分の疲れをとる

これは、本当に大事なこと。

自分が疲れていると、どうしてもイライラしやすくなります。
忙しい毎日の中、
ゆっくり睡眠をとることも、難しいかもしれませんが、
家族にも協力してもらい、
少しでも自分の疲れをとるようにしてみてください。

上の子を抱きしめる

上の子をギュッと抱きしめる。

イライラしているときには難しいと思うので、
自分も子どもも落ち着いているときにやってみてください。

人と人って、触れ合うことで感じることがたっくさんあると思うんです。

それって、子どもも感じること。

自分も子どもも、何かを感じることができると思います。

さらに、「大好きだよ」と言ってあげると、
子どももとっても喜んでくれると思います。

我が家の場合は、照れながら、とってもうれしそうな顔をします。
そんな顔を見ると、自分もほっとできますね。

上の子可愛くない症候群真っ只中のときは、
どうしても自分を責めてしまうと思いますが、
自分を責めすぎず、
ある程度の感情は仕方のないことだと割り切って、
今できることを1つずつやってみてください。

3人目が生まれると真ん中の子が可愛くなくなる?

これまで、2人目が生まれたあとの、上の子可愛くない症候群について、
お伝えしてきましたが、

3人目が生まれると、
あんなにかわいかった2人目がかわいくなくなってしまう人もいると思います。

私の場合、まさにそうでした。

真ん中の子は女の子で、性格が自分に近いこともあり、
自分のイヤな部分を見ているようでイライラしてしまったんです。

ただ、性格が近いということと、
私自身も3人兄弟の真ん中だということもあり、
真ん中の子の気持ちもよくわかる。

気持ちはわかるけど、やさしくできない。

日々、そんな矛盾した感情との葛藤でした。

どうしても、下の子の方がかわいく感じてしまうのは、何人産んでも同じなのかもしれませんね。

まとめ

かわいいかわいい自分の子どもなのに、かわいく思えない。
そして、そんな自分が辛い。

そう苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

でも、母親だって人間だし、
完璧な人間なんていないし、

何より、上の子可愛くない症候群もずっと続くわけではないので、
悩み過ぎないでください。

どうしても、辛いときには、
旦那やおばあちゃんに上の子をかわいがってもらうのも1つの方法です。

昔は親と同居が当たり前で、
下の子が生まれると、上の子はおばあちゃんが面倒をみるのが一般的だったので、
上の子がかわいくないと感じることも少なかったのかもしれません。

現在は、核家族が一般的。
常におばあちゃんに頼ることはできないですが、
頼れる人には頼り、
1人で抱え込まないで、楽しく子育てできるといいですね。

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